2008年01月09日

ないしょのハーフムーン


最近、気がついたらハーレクインばかり紹介していたのでちょっと趣向を変えて、漫画の紹介にしてみました。
今回紹介するのは赤石路代氏の「ないしょのハーフムーン」です。
主人公の榎木有羽はまだ高校生の女の子。自分のことを「ぼく」っていっちゃう男勝りな子で女子高の演劇部のアイドル的存在だ。その彼女にはたったひとつ、誰にも知られてはいけない秘密があった。
それは義理の兄がスターの瀬理沢慎一であり、彼女の大切な人であるということ。
有羽と慎一は実は親が連れ子同士の再婚だったのだが、再婚して一年後、交通事故で亡くなってしまう。慎一は有羽を引き取り、それまで舞台俳優だったのだが、テレビ俳優へと転身し、スターになったのだった。
ある日、有羽の友人が勝手にとある映画の主役のオーディションに投稿し、一時審査が通ったという連絡が有羽の元に入る。
それは実は慎一の出演が決まっている映画で、しかも主役の恋人役だった。有羽が見事主役を射止めると、慎一は一緒に暮らしているとなるといらぬ誤解を受けるといって自宅を出て行った。

って、こんな感じの話なんですけど、
取り合えず、さすが少女漫画だなぁって感心させられるのが、主役の有羽のもてっぷり。
出てくる人みんなみんなが有羽のことを好きになっていくわけです。あぁ。昔の少女漫画の王道だよなぁってちょっと思ってしまいました。
赤石路代といえば、有名なのが「天よりも星よりも」「アルペンローゼ」あたりでしょうか?最近の少女漫画事情が全く分からないんであれですけど、たぶんこの辺なはず。
でも私はそれ以上にこの話が大好きでした。
まぁ、主役のもてぶりはともかく、昔読んでよく泣いた話ではあります。有名になって、みんなに好かれていても有羽の心に棲んでいるのは慎一であり、その彼を失いそうになるたびにいっぱい泣くんですが、その涙の綺麗さといったら、私の蝕まれた心まで綺麗に流してくれるんじゃないかって言うくらい。
恋愛に対してひたむきで、慎一に対する彼女の思いのたけが本当に心をあらってくれるようなきがします。

昔、この本をコミックで持っていた頃、本棚に入りきれないほど漫画を持っていたので諦めて泣く泣く捨てました。で、ずっと後悔してたんですが、この程文庫版を古本屋で発見して迷わず買ってしまった代物です。
最近では見かけない純粋さを感じさせてくれる一品です黒ハート
posted by いくのv at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | オススメ本を紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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